【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2005-000764

携帯電話端末における特定 QR コードを使用したサイト接続時の問題

概要

2次元コード (QRコード) 読みとり機能を搭載している携帯電話端末において、特定の QR コードを読み込んだ際に、2行表示される文字列 (URL 等) の1行目に接続しようとすると、2行目の URL に接続する問題が確認されています。

この問題は、KDDI 株式会社の端末について報告されました。製品開発者の判断により脆弱性ではないとされていますが、対策情報が公開されています。JVN では製品開発者との調整の上、ユーザへの周知を目的として、この問題を掲載しています。

本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダおよびCERT/CCとの調整を行いました。
報告者: 高木 浩光 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


KDDI
  • バーコード (2次元コード) リーダー (対象機種については、ベンダ情報の「対象機種」をご覧ください) 

想定される影響

特定の QR コードの場合、利用者が意図しないサイト (2行目に表示されているサイト) に接続されてしまう可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

KDDI
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVN#9ADCBB12
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2007年06月05日]
      CVSSによる深刻度: N/A から[IPA値]に更新しました。