【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2005-000756

鶴亀メールにおける S/MIME の署名検証に脆弱性

概要

鶴亀メールにおけるS/MIMEの署名検証に以下の脆弱性が確認されています。

- S/MIMEの署名検証で証明書パスが検証されない。
- S/MIMEの署名検証で証明書の有効期限が検証されない。

※「鶴亀メール」は、2005/08/10 より ソフトウェア名を「秀丸メール」と名称変更しました。

本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダおよびCERT/CCとの調整を行いました。
報告者: 高木浩光氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


有限会社サイトー企画
  • 秀丸メール v4.00 未満

想定される影響

自己署名証明書によって生成できる任意のメールアドレスを詐称する証明書でS/MIME署名されたメールを受信しても、受信者は詐称メールであることに気づかない可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

有限会社サイトー企画
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVN#E59B594B
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2007年06月05日]
      CVSSによる深刻度: N/A から[IPA値]に更新しました。