【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2005-000695

Ruby の XMLRPC ライブラリにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Ruby に実装されているユーザレベルスレッドがソケットへの出力処理中にスイッチできない不備に起因し、WEBrick/XMLRPC ライブラリを利用した Web サービスで特定のリクエストを処理した場合に、スレッドが切り替わることなく以後の全ての処理がブロックされ、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Ruby-lang.org
  • Ruby 1.8.2 およびそれ以前
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

WEBrick/XMLRPC ライブラリを利用した Web サービスが、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Ruby-lang.org ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-1931
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1931
  2. Secunia Advisory : SA16904
  3. SecurityFocus : 17645
  4. ISS X-Force Database : 26102
  5. SecurityTracker : 1015978
  6. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 24972
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載