【活用ガイド】

JVNDB-2005-000501

pam_ldap および nss_ldap のエラーメッセージの処理における認証を回避される脆弱性

概要

pam_ldap および nss_ldap には、LDAP クライアントが LDAP サーバに対し認証を行う際、PasswordPolicyResponse control ロジックにおいて送信する PasswordPolicyResponseValue のオプションのエラー値が無視されてしまうため、常に認証が成功したと解釈されてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

想定される影響

LDAP による認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-2641
参考情報

  1. JVN : JVNVU#778916
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-2641
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#778916
  4. SecurityFocus : 14649
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2005/08/21
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01