【活用ガイド】

JVNDB-2005-000416

pam_ldap/nss_ldap の TLS 接続 における情報開示の脆弱性

概要

OpenLDAP において、特定のLDAP クライアントでは、設定ファイルにおいて TLS を使用する設定をしている場合においても、LDAP クライアントが updateref に指定されたマスタ slapd に更新操作を送信する際に、TLS が使用されずにパスワードなどの重要な情報が平文で送信される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 7  
  • Turbolinux Server 8  
  • Turbolinux Server 10  
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

想定される影響

パケットを盗聴される事で、パスワードなどの重要な情報が取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社 ターボリナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 重要な情報の平文での送信(CWE-319) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-2069
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-2069
  2. Secunia Advisory : SA15906
  3. SecurityFocus : 14125
  4. SecurityFocus : 14126
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載