【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2005-000396

Ruby の XMLRPC モジュールにおけるセキュリティ制限を回避される脆弱性

概要

Ruby に実装されている XMLRPC サーバモジュールでは、utils.rb ライブラリに定義される public_instance_methods() 関数における引数のデフォルト値が不適切に設定されているために、権限の高い関数が公開されてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Ruby-lang.org
  • Ruby 1.8
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 10  
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

XMLRPC サーバモジュールを使用する Ruby プログラムが稼動するシステム上で任意のコマンドを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Ruby-lang.org ターボリナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-1992
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-1992
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#684913
  3. Secunia Advisory : SA15767
  4. SecurityFocus : 14016
  5. SecurityTracker : 1014253
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-0833
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載