【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2005-000183

Tomcat におけるサービス拒否の脆弱性

概要

Java Servlet 又は Java Server Pages のサーバ実装である Apache Tomcat には遠隔から第三者によってサービス不能 (Denial-of-Service, DoS) 状態を引き起こされる脆弱性が確認されています。

本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダおよびCERT/CCとの調整を行いました。
報告者: HIRT (Hitachi Incident Response Team)

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Tomcat Version 3.x
日立
  • Cosminexus Server Container for Java
  • Cosminexus Server Container

想定される影響

サービス不能状態 (Denial-of-Service, DoS) に陥る可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
なお、Apache Information for VU#204710 では、TCP ポート 8007 において AJP12 通信をフィルタリングする、あるいは、Web サーバとの通信に AJP12 以外のプロトコルを使用することで本脆弱性を回避可能であることが示されています。
ベンダ情報

Apache Software Foundation 日立
  • Hitachi Software Vulnerability Information : HS05-006
  • ソフトウェア製品セキュリティ情報 : HS05-006
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-0808
参考情報

  1. JVN : JVN#DD18AD07
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-0808
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#204710
  4. IPA セキュリティセンター : JVN_DD18AD07
  5. SecurityFocus : 12795
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載