【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2004-000593

LDAP サーバの更新機能におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

一部の LDAP サーバにおいて、更新処理におけるバッファオーバーフローの脆弱性が確認されています。

本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダおよびCERT/CCとの調整を行いました。
報告者: HIRT (Hitachi Incident Response Team)

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Java System Directory Server 5.2
  • Sun Java System Directory Server 5.2 (5.2 RTM ZIP or 5.2 Patch2 ZIP)
  • Sun ONE Directory Server 5.1
ネットスケープ
  • Netscape Directory Server Version 3.6
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.00 
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.23 
日立
  • Hitachi Directory Server Version 2

想定される影響

遠隔の第三者により、サービス拒否を引き起こされる、また、LDAP サーバの動作権限で任意のコードが実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ヒューレット・パッカード レッドハット 日立
  • Hitachi Software Vulnerability Information : HS05-001
  • ソフトウェア製品セキュリティ情報 : HS05-001
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-1236
参考情報

  1. JVN : JVN#1BF8D7AA
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-1236
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#258905
  4. CIAC Bulletins : p-083
  5. Secunia Advisory : SA14960
  6. SecurityFocus : 12099
  7. ISS X-Force Database : 18676
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載