【活用ガイド】

JVNDB-2004-000416

Sun Solaris の gzip コマンドにおけるハードリンクファイルのパーミッションを変更される脆弱性

概要

Sun Solaris に実装される gzip には、特定のハードリンク元のファイルに対して -force または -f オプションを指定してコマンドを実行した場合、ハードリンクファイルのパーミッションが 0777 に変更されてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 8 (sparc) 
  • Sun Solaris 8 (x86) 

想定される影響

gzip コマンドを実行したユーザが所有するファイルが、本来アクセス権限を持たない他のユーザによって参照、あるいは変更されてしまう可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 57600
  • Sun Alert Notification 日本語版 : 57600
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な権限管理(CWE-269) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-1349
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-1349
  2. SecurityFocus : 11318
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載