【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2004-000231

KAME racoon の eay_check_x509cert 機能における認証を回避される脆弱性

概要

Ipsec-Tools に含まれている racoon には、eay_check_x509cert() 関数における verify callback の実装に不備があり、OpenSSL で証明書の認証が失敗しても、racoon では認証が成功したと返してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


KAME プロジェクト
  • KAME Racoon 2004-05-03
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3.0 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 3.0 

想定される影響

不正な X.509 証明書を利用して IKE における認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

KAME プロジェクト サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0607
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0607
  2. Secunia Advisory : SA12185
  3. SecurityFocus : 10546
  4. ISS X-Force Database : 16414
  5. SecurityTracker : 1010495
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載