【活用ガイド】

JVNDB-2004-000111

IPsec-Tools の racoon における RSA の署名が正しく検証されない脆弱性

概要

Ipsec-Tools に含まれている racoon には、crypto_openssl.c における RSA 署名の検証に不備があり、暗号化形式として RSA 署名を選択した場合に RSA 署名を常に信頼してしまい、結果として X.509 証明書のみによる認証を行なってしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 

想定される影響

IPSec の鍵交換における認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0155
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0155
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#552398
  3. SecurityFocus : 10072
  4. SecurityTracker : 1009694
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載