【活用ガイド】

JVNDB-2003-000136

OpenSSH の PAM 認証におけるタイミング攻撃を受ける脆弱性

概要

Portable 版 OpenSSH において、この設定が特定の PAM の実装と組み合わされて有効化されている場合、OpenSSH は認証に失敗する際に、存在するユーザ名と存在していないユーザ名に応じて認証結果 "Permission denied, please try again." を返すまでの時間に差が出てしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenBSD
  • OpenSSH 3.6.1p1 およびそれ以前
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 1.1 
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 6.5  
  • Turbolinux Server 7  
  • Turbolinux Server 8  
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Linux 7.1  
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  
  • Red Hat Linux 8.0  
  • Red Hat Linux 9  

想定される影響

ユーザ名が存在しているかどうかを推察される可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenBSD
  • OpenBSD : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : openssh
ターボリナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 観測可能な不一致(CWE-203) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-0190
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-0190
  2. SecurityFocus : 7464
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
  • [2024年03月04日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新