JVNDB-2002-000236
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Apache HTTP Server のデフォルトエラーページにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Apache HTTP Server には HTTP/1.1 の Host ヘッダフィールドの文字列の取り扱いに不備が存在します。
そのため、何らかの原因によりユーザからのリクエストを完了できなかった場合、エラーページを表示させます。UseCanonicalName ディレクティブを無効にしていた場合、エラーページに文字列のチェック以前に、ユーザから送信された Host 情報をそのまま挿入し表示してしまう問題が存在します。
HTTP/1.1 において、Host ヘッダフィールドには URI のネットワークロケーションが格納されています。
したがって、リモートの攻撃者は、任意の文字列を含む URL にアクセスするよう標的ユーザを誘導し、不正なスクリプトを含むエラーページを表示させることで、クロスサイトスクリプティング攻撃を行うことが可能です。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 中
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
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Apache Software Foundation
- Apache HTTP Server 1.3.26 およびそれ以前
- Apache HTTP Server 2.0.42 およびそれ以前
IBM
- IBM HTTP Server 1.3.12.6
- IBM HTTP Server 1.3.19.3
オラクル
- Oracle Application Server 1.0.2.2 およびそれ以前
- Oracle Application Server 9.0.2.1 およびそれ以前
- Oracle Application Server 9.0.3 およびそれ以前
- Oracle Database 8.1.7
- Oracle Database 9.0.1
- Oracle Database 9.2.0
- Oracle Database 9.2.0.7 およびそれ以前
サン・マイクロシステムズ
- Sun Cobalt RaQ4
- Sun Cobalt RaQ550
- Sun Cobalt RaQXTR
ヒューレット・パッカード
- HP-UX 11.00
- HP-UX 11.04
- HP-UX 11.11
- HP-UX 11.20
- HP-UX 11.22
レッドハット
- Red Hat Linux 6.2
- Red Hat Linux 7.1
- Red Hat Linux 7.2
- Red Hat Linux 7.3
- Red Hat Linux 8.0
- Red Hat Linux 7.0
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
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Apache Software Foundation
- Apache Software Foundation : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
IBM
オラクル
サン・マイクロシステムズ
ヒューレット・パッカード
レッドハット
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2002-0840
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-0840
- SecurityFocus : 5847
- SecurityFocus : 6029
- SecuriTeam : 6O0020K5PE
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