【活用ガイド】

JVNDB-2002-000191

FAM のグループ権限の取り扱い不備による情報漏洩の脆弱性

概要

特定のファイル/ディレクトリに対する変更を監視し、通知するためのデーモンおよび API を提供するパッケージである FAM において、対象となるディレクトリに対して root 権限で FAM があらかじめ実行されている場合に、root グループに属するユーザのみが読み取り権限を持つファイルの名前が、本来権限のないユーザに閲覧されてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 

想定される影響

root グループ権限を持つユーザのみが閲覧可能なファイルのリストを取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-0875
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-0875
  2. SecurityFocus : 5487
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載