【活用ガイド】

JVNDB-2002-000051

Java 仮想マシン におけるセッションハイジャックの脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft VM は Win32 オペレーションシステム上で動作する Java 仮想マシンです。Windows 95、Windows NT 以降の Windows 系 OS で動作します。Microsoft VM は Windwos 98、Windows ME および Windows 2000 と Internet Explorer 5.5 およびそれ以前のバージョンの Internet Explorer に含まれています。

Internet Explorer バージョン 4.x および 5.x に同梱されている Microsoft VM には Java のプロキシリソースへのリクエストと操作の実装に不備が存在します。悪意のある Java アプレットをを用いることで、ターゲットホストのプロキシサーバに接続しているユーザの情報を、任意の送信先にリダイレクトすることにより取得される可能性が存在します。

この問題を利用することにより、リモートの攻撃者はユーザ情報の取得だけでなく、セッション情報を破棄することにより DoS 攻撃に見せかけたり、ユーザの接続先を詐称することが可能です。

尚、この問題はプロキシサーバを介して Internet Explorer を使用しているシステムが影響を受ける可能性があります。

また、この問題とは異なる Java 仮想マシンの Bytecode Verifier のセキュリティ上の不備が存在し、サンドボックスによる制限を回避される問題が存在します。
そのため、この問題を利用するリモートの攻撃者により、結果として悪意ある Java アプレットを介して標的ユーザの権限で任意のコードを実行される可能性も指摘されています。

これら Java 仮想マシンの問題に関しては、Microsoft VM 以外にも発見されており、多くの製品が影響を受ける可能性が示唆されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM WebSphere Application Server 4.0.2 およびそれ以前
マイクロソフト
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows 9X 95  
  • Microsoft Windows 9X 98  
  • Microsoft Windows 9X 98 scd 
  • Microsoft Windows 9X me  
  • Microsoft Windows NT 4.0 (server) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (terminal_srv) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (workstation) 
  • Microsoft Windows XP sp3 

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM サン・マイクロシステムズ
  • Sun Security Bulletin : #218
  • Sun Security Bulletin : #216
マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS02-013
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS02-013
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-0058
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-0058
  2. SecurityFocus : 4228
  3. SecurityFocus : 4313
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載