【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2017-000130

防衛装備庁が提供する電子入札・開札システムのインストーラにおける実行ファイル呼び出しに関する脆弱性

概要

防衛装備庁が提供する電子入札・開札システムのインストーラには、実行ファイルを呼び出す際の検索パスに問題があり、意図しない実行ファイルを呼び出してしまう脆弱性 (CWE-427) が存在します。

なお、本脆弱性は JVN#75514460 とは異なる問題です。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 電子の妖精 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


防衛装備庁
  • 電子入札・開札システムのインストーラ

想定される影響

次の条件を満たす場合に脆弱性が悪用されます。脆弱性が悪用された場合、当該インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。

  ・細工された実行ファイルが何らかの方法で同一ディレクトリに配置されている。
対策

[最新のインストーラを使用する]
新規に電子入札・開札システムを利用する際には、開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用してください。
なお、既に当該インストーラにて電子入札・開札システムの応札者環境を構築済みの場合は、本脆弱性の影響を受けません。
ベンダ情報

防衛装備庁
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-2208
参考情報

  1. JVN : JVN#27198823
  2. JVN : JVNTA#91240916
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-2208
更新履歴

  • [2017年06月12日]
      掲載
    [2018年02月14日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2017-2208) を追加