【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2017-000099

SSL Visibility Appliance における RST パケットの生成に関する問題

概要

Blue Coat が提供する SSL Visibility Appliance は、特定のウェブブラウザから HTTPS リクエストを受け付けた際に、誤ったシーケンス番号を持つ RST パケットを生成します。そのため、これらの不正な RST パケットをサーバ側で処理できなかった場合、セッションが適切に終了しないため、サーバに対するサービス運用妨害 (DoS) 攻撃に使用される可能性があります。
なお、開発者によると、当該製品自体はサービス運用妨害 (DoS) の影響を受けないとのことです。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー サイバーセキュリティセンタ

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.2 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


ブルーコートシステムズ
  • SSL Visibility Appliance 3.8.4FC, 3.9, 3.10, 3.11.3.1 より前の 3.11 系

SSL Visibility Appliance 4.0 はこの問題の影響を受けません。
想定される影響

遠隔の第三者によって、サーバに対するサービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。
対策

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ベンダ情報

ブルーコートシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-10259
参考情報

  1. JVN : JVN#91438377
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-10259
更新履歴

  • [2017年05月24日]
      掲載
    [2017年05月31日]
      ベンダ情報:リンクを修正