【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2017-000039

アイ・オー・データ製の複数のネットワークカメラ製品における HTTP ヘッダインジェクションの脆弱性

概要

株式会社アイ・オー・データ機器が提供する複数のネットワークカメラ製品には、HTTP ヘッダインジェクションの脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき次の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 諌山 貴由 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


株式会社アイ・オー・データ機器
  • TS-PTCAM ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前
  • TS-PTCAM/POE ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前
  • TS-WLC2 ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前
  • TS-WLCE ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前
  • TS-WPTCAM ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前
  • TS-WPTCAM2 ファームウェア バージョン 1.00
  • TS-WRLC ファームウェア バージョン 1.17 およびそれ以前

想定される影響

HTTP レスポンス分割攻撃によって、当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で偽の情報が表示される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

株式会社アイ・オー・データ機器
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-2111
参考情報

  1. JVN : JVN#46830433
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-2111
更新履歴

  • [2017年03月02日]
      掲載
    [2017年03月08日]
      影響を受けるシステム:内容を更新
    [2017年06月06日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2017-2111) を追加