【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2016-000190

サイボウズ Office におけるメールヘッダインジェクションの脆弱性

概要

サイボウズ株式会社が提供するサイボウズ Office の メール送信処理には、メールヘッダインジェクションの脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サイボウズ
  • サイボウズ Office 9.0.0 から 10.4.0 まで

想定される影響

当該製品にログインした状態のユーザが、細工された情報を登録するよう誘導されることで、送信されるメールのヘッダが細工される可能性があります。結果として、意図しないメールを送信させられる可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

サイボウズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4868
参考情報

  1. JVN : JVN#08736331
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4868
更新履歴

  • [2016年10月03日]
      掲載
    [2017年04月24日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2016-4868) を追加