【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2016-000179

baserCMS におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

baserCMSユーザー会が提供する baserCMS は、オープンソースのコンテンツ管理システムです。baserCMS には、格納型のクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 沖縄工業高等専門学校 安里眞夢 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


baserCMSユーザー会
  • baserCMS バージョン 3.0.10 およびそれ以前

想定される影響

baserCMS にシステム管理グループのアカウントでログインしたユーザによって、管理ページ内にスクリプトを埋め込まれる可能性があります。結果として、当該ページを閲覧したユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、baserCMS を最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

baserCMSユーザー会
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4883
参考情報

  1. JVN : JVN#92765814
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4883
更新履歴

  • [2016年09月29日]
      掲載
    [2017年11月27日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2016-4883) を追加