【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2016-000166

ウイルスバスター クラウドにおける検索対象に関する脆弱性

概要

トレンドマイクロ株式会社が提供するウイルスバスター クラウドには、次の 2つの条件を満たした場合に、任意のファイルまたはフォルダを当該製品の検索対象から除外可能な脆弱性が存在します。
・攻撃者が対象システム内に特定のファイルを保存できる
・上記ファイルから特定の API を実行できる

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


トレンドマイクロ
  • ウイルスバスター クラウド 8
  • ウイルスバスター クラウド 10

想定される影響

任意のファイルまたはフォルダが当該製品の検索対象から除外される可能性があります。結果として、不正なプログラムの挙動を当該製品で検出できない可能性があります。
対策

[アップグレードする]
開発者によると、ウィルスバスター クラウド 11 は本脆弱性の影響を受けないとのことです。
開発者が提供する情報をもとに、ウイルスバスター クラウド 11 以降にアップグレードしてください。

[修正モジュールを適用する]
開発者が提供する情報をもとに、修正モジュールを適用してください。
開発者によると、インターネットに接続されている場合、この修正モジュールは自動的に適用されるとのことです。
手動での修正モジュール適用方法や適用状況の確認方法については、開発者が提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

トレンドマイクロ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVN#98126322
更新履歴

  • [2016年09月16日]
      掲載