【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2016-000109

CG-WLR300GNV シリーズにおいて認証試行回数が制限されていない脆弱性

概要

株式会社コレガが提供する CG-WLR300GNV および CG-WLR300GNV-W は、無線 LAN ルータです。CG-WLR300GNV および CG-WLR300GNV-W の WPS 機能では、PIN 認証の試行回数が制限されていないため、ブルートフォース攻撃を受ける可能性があります。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 峯岸 孝彰 氏、神奈川工科大学 岡本 剛 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


株式会社コレガ
  • CG-WLR300GNV
  • CG-WLR300GNV-W

想定される影響

該当機器の無線 LAN 到達範囲にいる第三者によって、PIN 認証に対するブルートフォース攻撃を実行される可能性があります。結果として、PIN が解読され、当該機器が提供するネットワークにアクセスされる可能性があります。
対策

[ワークアラウンドを実施する]
本脆弱性の影響を回避するため、次のワークアラウンドを実施してください。
・WPS 機能を無効にする
ベンダ情報

株式会社コレガ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4824
参考情報

  1. JVN : JVN#75028871
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4824
更新履歴

  • [2016年06月22日]
      掲載
    [2016年06月29日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2016-4824) を追加