【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2016-000028

Internet Explorer におけるクロスドメイン ポリシーを回避される脆弱性

概要

Internet Explorer には、クロスドメイン ポリシーの適用不備に起因する情報漏えいの脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社セキュアスカイ・テクノロジー 長谷川陽介 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム

セキュリティ更新プログラム (3134220) を適用していない次の製品が本脆弱性の影響を受けます。

マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11

想定される影響

細工されたコンテンツにより、クロスドメイン ポリシーを回避され、ユーザがアクセスしている URL の情報を取得される可能性があります。
対策

[アップデートする]
2016年2月10日、本脆弱性は「2016 年 2 月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要」に含まれる MS16-009 で修正されました。
開発者が提供する情報をもとに、アップデートを適用してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-0069
参考情報

  1. JVN : JVN#78383854
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-0069
  3. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2016年2月)
  4. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2016-0007
  5. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS16-009,011,012,013,014,015,016,017,018,019,020,021,022)(2016年02月10日)
更新履歴

  • [2016年02月19日]
      掲載
    [2016年02月23日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2016-0069) を追加
      参考情報:IPA 重要なセキュリティ情報 (Microsoft 製品の脆弱性対策について(2016年2月)) を追加
      参考情報:JPCERT 注意喚起 (JPCERT-AT-2016-0007) を追加
      参考情報:警察庁 @police (マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS16-009,011,012,013,014,015,016,017,018,019,020,021,022)(2016年02月10日)) を追加