【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2015-000203

CG-WLNCM4G がオープンリゾルバとして機能してしまう問題

概要

株式会社コレガが提供する CG-WLNCM4G は、ネットワークカメラです。CG-WLNCM4G には、オープンリゾルバとして機能してしまう問題が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 東京大学 笹部哲郎 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


株式会社コレガ
  • CG-WLNCM4G

想定される影響

ユーザが気付かないうちに、当該製品が DNS リフレクター攻撃に悪用され、DDoS 攻撃に加担してしまう可能性があります。
対策

[CG-WLNCM4G を使用しない]
2015年12月25日現在、本問題の対策方法はありません。
開発者が提供する情報をもとに、CG-WLNCM4G の使用を停止してください。

なお、開発者は次の製品で本問題の影響を受けないことを確認しているとのことです。
・CG-NCBU031A
・CG-NCVD031A
・CG-NCDO011A
・CG-NCPFE011A
・CG-NCPVD032A

[ワークアラウンドを実施する]
次のワークアラウンドを実施することで、本問題の影響を軽減することが可能です。
・ルータの機能などを使用して、当該製品と外部ネットワークの接続を制限する
ベンダ情報

株式会社コレガ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7794
参考情報

  1. JVN : JVN#51250073
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7794
更新履歴

  • [2015年12月25日]
      掲載
    [2016年01月07日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2015-7794) を追加