【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2015-000136

H2O におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

H2O は、オープンソースのウェブサーバソフトウェアです。H2O には、URL の処理に起因するディレクトリトラバーサル (CWE-22) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 大角 祐介 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


奥 一穂
  • H2O version 1.4.4 およびそれ以前
  • H2O version 1.5.0-beta1 およびそれ以前

想定される影響

「file.dir」ディレクティブを使用している場合、遠隔の第三者によって、サーバ上の任意のファイルを取得される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

奥 一穂
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5638
参考情報

  1. JVN : JVN#65602714
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5638
更新履歴

  • [2015年09月17日]
      掲載
    [2015年10月05日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2015-5638) を追加