【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2015-000001

サイボウズ リモートサービスマネージャーにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

リモートサービスマネージャーには、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

サイボウズ株式会社が提供するリモートサービスマネージャーは、「サイボウズ リモートサービス」を利用して社内のサイボウズ製品などにアクセスするためのソフトウェアです。リモートサービスマネージャーには、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

本脆弱性は、JVN#10319260 への対応が不十分であったため、あらためて修正されたものです。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


サイボウズ
  • リモートサービスマネージャー 2.3.0 およびそれ以前
  • リモートサービスマネージャー 3.1.2 およびそれ以前

なお、リモートサービスマネージャー 3.1.2 に開発者が提供する修正プログラム (リモートサービスのHashDos対策の設定手順について) を既に適用している場合は、本脆弱性の影響を受けないとのことです。
想定される影響

リモートサービスマネージャーが稼働するサーバのリソースが枯渇する可能性があります。結果として、「サイボウズ リモートサービス」を使用できなくなる可能性があります。
対策

リモートサービスマネージャー 3.1.2 をお使いの場合:
[設定変更を行なう]
開発者が案内する手順 (リモートサービスのHashDos対策の設定手順について) に従い設定ファイル (server.xml) を変更してください。

リモートサービスマネージャー 3.1.1 およびそれ以前をお使いの場合:
[最新版にアップデートし、設定変更を行なう]
リモートサービスマネージャー 3.1.1 以降にアップデートした上で、開発者が案内する手順 (リモートサービスのHashDos対策の設定手順について) に従い設定ファイル (server.xml) を変更してください。
ベンダ情報

サイボウズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-7266
参考情報

  1. JVN : JVN#13566542
  2. JVN : JVN#10319260
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-7266
更新履歴

  • [2015年1月30日]
      掲載