【活用ガイド】

JVNDB-2014-007416

GNOME Shell における無人のワークステーション上で任意のコマンドを実行される脆弱性

概要

GNOME Shell は、スクリーンロック機能が使用される場合、すべてのアクティブな PrtSc リクエストのメモリ消費の集計を制限しないため、無人のワークステーション上で任意のコマンドを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


GNOME Project
  • GNOME Shell 3.14.1 未満の 3.14.x

想定される影響

物理的に端末の操作が可能な攻撃者により、大量の PrtSc リクエストを発生させられ、一時的なロック機能の停止を利用されることで、結果的に Linux の OOM Killer によって引き起こされる一時的にシェルの使用が可能となり、無人のワークステーション上で任意のコマンドを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNOME Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-7300
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-7300
更新履歴

  • [2015年01月05日]
      掲載
    [2015年06月02日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0535) を追加