【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2014-000133

iLogScanner におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

iLogScanner には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) が提供する iLogScanner は、ウェブサーバのアクセスログから攻撃と思われる痕跡を検出するためのツールです。iLogScanner には、解析結果を HTML ページに出力する際の処理に起因するクロスサイトスクリプティング (CWE-79) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき次の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 草野 一彦 氏、株式会社NTTネオメイト 水谷 真也 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)
  • iLogScanner V4.0

想定される影響

細工されたアクセスログファイルを解析することで、出力された HTML ページ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
iLogScanner オフライン版を使用しているユーザは、開発者が提供する情報をもとに最新版をダウンロードして利用してください。

開発者によると、iLogScanner オンライン版は既に対策済みとのことです。
ベンダ情報

独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-7248
参考情報

  1. JVN : JVN#89852154
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-7248
更新履歴

  • [2014年11月14日]
      掲載
    [2014年11月18日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2014-7248) を追加