【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2014-000061

Sophos Disk Encryption における認証不備の脆弱性

概要

ソフォス株式会社が提供する Sophos Disk Encryption には、認証不備の脆弱性が存在します。

ソフォス株式会社が提供する Sophos Disk Encryption は、ハードディスク上のデータを暗号化するための製品です。Windows の初期設定では、コンピュータがスリープ、休止状態から復帰する際にログオン認証を求められますが、当該製品がインストールされたコンピュータでは、ログオン認証が行われずに操作が可能となります。

この脆弱性情報は、次の方が開発者に報告し、開発者が情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき JPCERT/CC と調整を行ったものです。
発見者:サイボウズ株式会社 CSIRT(Cy-SIRT)
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 物理
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


ソフォス
  • Sophos Enterprise Console (SEC) Ver. 5.1, 5.2, 5.2.1, 5.2.1R2 で管理されている Sophos Disk Encryption 5.61

想定される影響

第三者によって、コンピュータを操作される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、Sophos Enterprise Console (SEC) を Ver. 5.2.2 以降へアップデートしてください。

[ワークアラウンドを実施する]
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を回避することが可能です。

*Windows におけるネットワークの利用形態(ドメイン、またはワークグループ)に応じて、グループ ポリシー、またはローカル グループ ポリシーを編集する。

詳しくは、開発者が提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

ソフォス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-2005
参考情報

  1. JVN : JVN#63940326
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-2005
  3. IPA 重要なセキュリティ情報 : 「Sophos Disk Encryption」における認証不備の脆弱性の対策について(JVN#63940326)
更新履歴

  • [2014年06月24日]
      掲載
    [2014年06月26日]
      ベンダ情報:Sophos (121066) を追加
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2014-2005) を追加