【活用ガイド】

JVNDB-2013-003253

Android における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Android は、アプリケーションの暗号化署名を適切にチェックしないため、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

アプリケーションパッケージファイル (APK) の Zip 内に複数の同じ名前のエントリが存在する場合、1 つのエントリが有効であれば、その他のエントリは検証されずにインストールされる問題があるとされています。

本脆弱性は、Android セキュリティバグ 8219321、および「マスタキーの脆弱性」と呼ばれています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Google
  • Android 1.6 Donut から 4.2 Jelly Bean

想定される影響

攻撃者により、巧妙に変更されたアプリケーションパッケージファイル (APK) を介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4787
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4787
  2. 関連文書 : Uncovering Android Master Key That Makes 99% of Devices Vulnerable
  3. 関連文書 : Al Sutton - Google+
更新履歴

  • [2013年07月11日]
      掲載