【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2013-002240

TrendLink の ActiveX コントロールにおける任意のプログラムが実行される脆弱性

概要

Canary Labs が提供する TrendLink は、データを可視化し、傾向などの分析を支援するツールです。TrendLink の ActiveX コントロールが提供する SaveToFile メソッドには、ファイルの書き込みを適切に制限していない脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: Security Research and Service Institute - Information and Communication Security Technology Center (ICST), Taiwan R.O.C Kuang-Chun Hung 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 8.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Canary Labs
  • TrendLink 9.0.2.27051 より前のバージョン

想定される影響

遠隔の第三者によって、任意のファイルをシステム上に書き込まれ、その結果、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

Canary Labs
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3022
参考情報

  1. JVN : JVN#30281958
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3022
  3. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-13-098-01
更新履歴

  • [2013年04月17日]
      掲載
    [2014年07月25日]
      JVNへのリンクを追加
      概要、想定される影響、対策を更新