【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2012-000105

複数の京セラ製携帯端末におけるメール受信時に再起動する問題

概要

京セラ株式会社の提供する複数の携帯端末には、通常とは異なるフォーマットで作成されたメールを受信した場合、携帯端末が再起動する問題が存在します。
本現象が発生した場合、メールを受信しようとすると、メールの受信が完了する前に必ず再起動します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 清水 理史 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


京セラ株式会社
  • AH-K3001V
  • AH-K3002V
  • WX300K
  • WX310K
  • WX320K
  • WX320KR

想定される影響

通常とは異なるフォーマットで作成されたメールを受信すると、必ず携帯端末が再起動することから、メールの受信ができない状態となります。
対策

[問題のメールを削除する]
問題のメールを削除することで、携帯端末の再起動やメールの受信ができない状態から回復することが可能です。
ベンダ情報

京セラ株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-5174
参考情報

  1. JVN : JVN#83907168
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-5174
更新履歴

  • [2012年11月30日]
      掲載