【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2012-000011

ALFTP における実行ファイル読み込みに関する脆弱性

概要

ESTsoft Japan 株式会社が提供する ALFTP には、実行ファイル読み込みに関する脆弱性が存在します。

ALFTP は ESTsoft Japan 株式会社が提供するクライアント・サーバー統合型 FTP ソフトウェアです。ALFTP には、ファイルの読み込み処理に問題があります。
たとえば、同一のディレクトリにテキストファイル example (拡張子なしのファイル名) と実行ファイル example.exe が置かれている場合、当該製品上で example を開こうとすると、example.exe が実行されます。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 佐野 文彦 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ESTsoft Japan 株式会社
  • ALFTP 5.30.0.1 およびそれ以前

想定される影響

プログラムを実行している権限で、任意のコードが実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ALFTP 5.31 以降へアップデートしてください。
ベンダ情報

ESTsoft Japan 株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0315
参考情報

  1. JVN : JVN#85695061
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0315
更新履歴

  • [2012年02月13日]
      掲載