【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2012-000009

複数のウェブブラウザにおける Transfer-Encoding ヘッダの処理に関する脆弱性

概要

複数のウェブブラウザには、Transfer-Encoding ヘッダの処理に関する脆弱性が存在します。

複数のウェブブラウザには、Transfer-Encoding ヘッダの処理に関する脆弱性が存在します。プロキシサーバ経由で、悪意のあるウェブサイトを閲覧すると、HTTP レスポンス の一部を、別のサーバからの返答と誤認してしまう可能性があります。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 奥 一穂 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox
マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 7 およびそれ以前

なお、本脆弱性は Mozilla Firefox 1.5 にて存在することが確認されています。
想定される影響

悪意のあるウェブサイトを閲覧することにより、他ドメインのレスポンス中にスクリプトを混入される可能性があります。
対策

[アップグレードする]
開発者が提供する情報をもとに、製品を最新版にアップグレードしてください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVN#90389651
更新履歴

  • [2012年07月30日]
      掲載