【活用ガイド】

JVNDB-2011-001274

Microsoft Windows にバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Microsoft Windows には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

Microsoft Windows の Mrxsmb.sys には、Browser Election メッセージの処理に起因するヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

なお、本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されています。

Microsoft の Blog には、以下の記載があります。

“All versions of Windows are vulnerable, although the issue is more likely to affect server systems running as the Primary Domain Controller (PDC).”
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows

想定される影響

アクセス可能な第三者によって、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受けたり、任意のコードを実行されたりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
本脆弱性の更新プログラムは、2011 年 4 月のセキュリティ情報に含まれています。
Microsoft が提供する情報をもとにアップデートを行ってください。

[ワークアラウンドを実施する]
対策が公開されるまでの間、以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

137/udp, 138/udp, 139/tcp, 445/tcp へのアクセスを制限する
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVNVU#323172
  2. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2011-0008
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#323172
更新履歴

  • [2011年03月23日]
      掲載
    [2011年05月02日]
      ベンダ情報:マイクロソフト (Microsoft Security Bulletin Summary for April 2011) を追加
      ベンダ情報:マイクロソフト (2011 年 4 月のセキュリティ情報) を追加
      対策:対策方法の記述を更新しました