【活用ガイド】

JVNDB-2011-001150

Automated Solutions Modbus/TCP Master OPC Server におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Automated Solutions OPC Server の Modbus/TCP Master OPC Server には、Modbus/TCP ヘッダの処理に起因するヒープバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
なお、本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.6 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Automated Solutions, Inc
  • Automated Solutions Modbus/TCP Master OPC Server バージョン 3.0.0 およびそれ以前

想定される影響

アクセス可能な第三者によって、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。
対策

[アップデートする]
ベンダが提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

なお、本脆弱性は以下のバージョンで修正されています。

Automated Solutions OPC Server の Modbus/TCP Master OPC Server 3.0.2

[ワークアラウンドを実施する]
対策を適用するまでの間、以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

信頼できない送信元からの製品へのアクセスを制限する
ベンダ情報

Automated Solutions, Inc
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4709
参考情報

  1. JVN : JVNVU#768840
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4709
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#768840
  4. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-10-322-02A
  5. Secunia Advisory : SA43029
  6. SecurityFocus : 45974
  7. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0209
更新履歴

  • [2011年03月03日]
      掲載