【活用ガイド】

JVNDB-2011-001100

CollabNet ScrumWorks Basic Server における認証情報取り扱いに関する問題

概要

CollabNet ScrumWorks Basic は、CollabNet が提供するプロジェクト管理ツールです。CollabNet ScrumWorks Basic Server と CollabNet ScrumWorks Desktop Client の間では、認証情報が平文で通信されています。

CollabNet ScrumWorks Basic Server は CollabNet ScrumWorks Desktop Client と通信する際、暗号化されていない Java オブジェクトを使用します。この Java オブジェクトには、CollabNet ScrumWorks Basic Server の認証情報が含まれています。

また、CollabNet ScrumWorks Basic Server では、認証情報が平文で内部データベースに格納されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


CollabNet, Inc.
  • CollabNet ScrumWorks Basic

想定される影響

製品にアクセス可能または通信を傍受可能な第三者によって、認証情報を閲覧される可能性があります。
対策

[CollabNet ScrumWorks Proを使用する]
CollabNet によると、CollabNet ScrumWorks Basic に暗号化機能を新たに追加する予定はありません。機密情報を取り扱う際は、CollabNet ScrumWorks Pro の使用が推奨されています。

[ワークアラウンドを実施する]
CollabNet ScrumWorks へのアクセス制限と通信内容の暗号化により、本問題の影響を軽減することが可能です。
ベンダ情報

CollabNet, Inc.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0410
参考情報

  1. JVN : JVNVU#547167
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0410
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#547167
  4. Secunia Advisory : SA43010
  5. ISS X-Force Database : 64883
  6. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 70601
  7. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 70602
更新履歴

  • [2011年02月21日]
      掲載