【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2011-000072

GTK+ における DLL 読み込みに関する脆弱性

概要

GTK+ には、DLL 読み込みに関する脆弱性が存在します。

GTK+ は、GUI を含むアプリケーションを作成するためのツールキットです。GTK+ には、DLL を読み込む際のDLL 検索パスに問題があり、意図しない DLL を読み込んでしまう脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ラック 勝海 直人 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GTK+
  • GTK+ 2.21.8 より前のバージョン

想定される影響

GTK+ を使用したプログラムにおいて、そのプログラムを実行している権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[GTK+ を使用したソフトウェア開発者向けの対策]
GTK+ を使用したソフトウェアの開発者は、使用している GTK+ を最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

GTK+
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4831
参考情報

  1. JVN : JVN#58019849
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4831
更新履歴

  • [2011年09月02日]
      掲載