【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2011-000041

Microsoft 製 MSXML における HTTP リクエスト処理に関する脆弱性

概要

Microsoft が提供する MSXML には、HTTP リクエスト処理に関する脆弱性が存在します。

Microsoft が提供する MSXML には、XMLHTTP オブジェクトにおける HTTP リクエスト処理に関する脆弱性が存在します。これにより、プロキシサーバを経由した場合、ユーザが意図していないウェブサーバへ情報を送信してしまう可能性があります。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 産業技術総合研究所 情報セキュリティ研究センター 大岩 寛 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft XML コアサービス の MSXML3 Service Pack 7 およびそれ以前のバージョン
  • Microsoft XML コアサービス の MSXML6 初期出荷版

Internet Explorer (IE) や、上記 IE コンポーネントを利用しているウェブブラウザが影響を受ける可能性があります。 詳しくは開発者の提供する情報をご確認ください。
想定される影響

プロキシサーバを経由した場合、認証情報や Cookie 情報が漏えいする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVN#73643130
更新履歴

  • [2011年06月15日]
      掲載