【活用ガイド】

JVNDB-2010-001881

Wind River Systems VxWorks においてデバッグサービスがデフォルトで有効になっている問題

概要

VxWorks を使用している一部の製品では、WDB target agent デバッグサービスがデフォルトで有効になっています。

VxWorks WDB target agent は、ターゲットに常駐する開発者向けのサービスであり、 VxWorks の設定においてデフォルトで有効になっています。

WDB target agent のようなデバッグ用のコンポーネント (INCLUDE_WDB および INCLUDE_DEBUG) を含め、運用されている製品において不要なコンポーネントは無効にすることが推奨されています。

WDB の詳細については、VxWorks Kernel Programmer's Guide を参照してください。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

影響を受けるシステム


ウインドリバー株式会社
  • VxWorks

想定される影響

WDB サービスを使用することで攻撃者は、デバイスを操作することが可能になります。
対策

[デバッグサービスを無効にする]
VxWorks イメージから INCLUDE_WDB および INCLUDE_DEBUG コンポーネントを削除することで、WDB サービスを無効にしてください。

[アクセスを制限する]
デバッグサービスを無効にするまでの回避策として、17185/udp へのアクセスを制限してください。
ベンダ情報

ウインドリバー株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVNVU#362332
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#362332
  3. US-CERT Vulnerability Note : MAPG-86EPFA
更新履歴

  • [2010年08月26日]
      掲載