【活用ガイド】

JVNDB-2010-001345

IntelliCom NetBiter デバイスにおけるデフォルトパスワードの問題

概要

IntelliCom が提供する NetBiter デバイスに出荷時に設定されているパスワードは、遠隔の第三者に利用される可能性があります。

IntelliCom が提供する NetBiter デバイスは、イーサネットおよび IP ネットワークの設定を行うために HICP プロトコルを利用しています。 NetBiter デバイスに、出荷時に設定されている HICP のパスワードは、製品ドキュメント以外の方法でも入手可能です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IntelliCom Innovation AB
  • Netbiter webSCADA firmware
  • Netbiter webSCADA WS100
  • Netbiter webSCADA WS200

想定される影響

出荷時のパスワードから変更していない状態で NetBiter デバイスの運用を行っている場合、パスワードを入手した遠隔の第三者によって、ネットワークの設定を変更されたり、パスワードを変更して HICP サービスへのアクセスを妨害されたりする可能性があります。

また、HICP は、パスワードを平文で通信するため、通信を傍受している第三者によって、パスワードを盗聴される可能性があります。
対策

工場出荷時のパスワードを変更すること、および制御システムネットワークへのアクセスを制限してください。
ベンダ情報

IntelliCom Innovation AB
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 証明書・パスワードの管理(CWE-255) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-4463
参考情報

  1. JVN : JVNVU#902793
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-4463
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#902793
  4. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 61506
更新履歴

  • [2010年04月27日]
      掲載