【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2010-000032

SEIL/X シリーズおよび SEIL/B1 における IPv6 Unicast RPF 機能に関する脆弱性

概要

SEIL/X シリーズおよび SEIL/B1 には、IPv6 Unicast Reverse Path Forwarding (RPF) 機能が strict モードで適切に機能しないことに起因する脆弱性が存在します。

SEIL/X シリーズおよび SEIL/B1 は、ルータ製品です。SEIL/X シリーズおよび SEIL/B1 には、IPv6 Unicast RPF 機能が strict モードで適切に機能しないことに起因する脆弱性が存在します。

IPv6 Unicast RPF 機能を strict モードで使用している場合、本脆弱性の影響を受けます。なお、開発者によると同機能を loose モードで使用している場合、および IPv4 Unicast RPF 機能は、本脆弱性の影響を受けないとのことです。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


インターネットイニシアティブ
  • SEIL/B1 ファームウェア 1.00 から 2.73 まで
  • SEIL/X1 ファームウェア 1.00 から 2.73 まで
  • SEIL/X2 ファームウェア 1.00 から 2.73 まで

想定される影響

送信元を詐称したパケット等の本来破棄されるべきパケットが、破棄されずに転送される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

[パケットフィルタを設定する]
filter6 コマンドによりパケットフィルタを設定することで、本脆弱性の影響を軽減することができます。
ベンダ情報

インターネットイニシアティブ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2363
参考情報

  1. JVN : JVN#12683004
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2363
更新履歴

  • [2010年08月25日]
      掲載