【活用ガイド】

JVNDB-2009-002152

Nginx ngx_http_parse_complex_uri() にバッファアンダーランの脆弱性

概要

Nginx ウェブサーバには、バッファアンダーランの脆弱性が存在します。

Nginx は、様々なプラットフォーム向けに提供されている HTTP サーバおよびメールプロキシサーバです。Nginx には、ngx_http_parse_complex_uri() 関数に問題があり、細工された URI を処理する際にバッファアンダーランが発生する可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Igor Sysoev
  • nginx 0.1.0 から 0.5.37 まで
  • nginx 0.6.39 より前のバージョン
  • nginx 0.7.62 より前のバージョン
  • nginx 0.8.15 より前のバージョン 

想定される影響

nginx は、特権を持ったマスタープロセスと特権を持たないワーカープロセスによって構成されています。遠隔の第三者によって、ワーカープロセスの権限で任意のコードを実行されたり、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受けたりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

Igor Sysoev
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-2629
参考情報

  1. JVN : JVNVU#180065
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-2629
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#180065
更新履歴

  • [2009年10月28日]
      掲載