JVNDB-2008-001963
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SSH 通信において一部データが漏えいする可能性
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SSH(Secure Shell)は、ネットワークを介してインターネット上に置かれているサーバにログインしたり、 コマンドを実行したりするためのプログラムおよび通信プロトコルで、データは暗号化された状態で通信が行なわれます。 SSH で使用される通信方式の一部に対する攻撃方法が報告されています。
報告された攻撃方法では、SSH がデフォルトで使用する通信方式において、ひとつの暗号化ブロックから 32 ビットの平文を取り出すことができるとされています。
この攻撃が行なわれると、SSH セッションが切れることがあります。RFC 4251 では、通信エラーが発生した際再接続すべきとされているため、自動的に再接続する実装の場合、攻撃による影響が大きくなる可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 高
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
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IBM
- IBM AIX 5.2
- IBM AIX 5.3
- IBM AIX 6.1
OpenBSD
SSH コミュニケーションズ・セキュリティ
- SSH Tectia Client 6.0.4 以前
- SSH Tectia Client 5.3.8 以前
- SSH Tectia Client 5.2.4 以前
- SSH Tectia Client 4.4.11 以前
- SSH Tectia Client 4.3.3-J (Japanese) 以前
- SSH Tectia Client 4.3.10-K (Korean) 以前
- SSH Tectia Connector 5.3.8 以前
- SSH Tectia Connector 5.2.4 以前
- SSH Tectia Connector 4.4.11 以前
- SSH Tectia ConnectSecure 6.0.4 以前
- SSH Tectia Server 6.0.4 以前
- SSH Tectia Server 5.3.8 以前
- SSH Tectia Server 5.2.4 以前
- SSH Tectia Server 4.4.11 以前
- SSH Tectia Server for Linux on IBM System z 6.0.4
- SSH Tectia Server for IBM z/OS 5.5.1 以前
- SSH Tectia Server for IBM z/OS 6.0.1 以前
アップル
- Apple Mac OS X v10.5.8
- Apple Mac OS X Server v10.5.8
サン・マイクロシステムズ
- OpenSolaris (sparc)
- OpenSolaris (x86)
- Sun Solaris 10 (sparc)
- Sun Solaris 10 (x86)
- Sun Solaris 9 (sparc)
- Sun Solaris 9 (x86)
ディアイティ
- SSH Tectia Client 6.0.4 以前
- SSH Tectia Client 5.3.8 以前
- SSH Tectia Client 5.2.4 以前
- SSH Tectia Client 4.4.11 以前
- SSH Tectia Client for z/OS 5.5.1 以前
- SSH Tectia Client for z/OS 6.0.1 以前
- SSH Tectia Client 4.3.3-J (日本語版) 以前
- SSH Tectia Client 4.3.10-K (韓国語版) 以前
- SSH Tectia ConnectSecure 6.0.4 以前
- SSH Tectia Server 6.0.4 以前
- SSH Tectia Server 5.3.8 以前
- SSH Tectia Server 5.2.4 以前
- SSH Tectia Server 4.4.11 以前
- SSH Tectia Server for z/OS 5.5.1 以前
- SSH Tectia Server for z/OS 6.0.1 以前
ミラクル・リナックス
- Asianux Server 3 (x86)
- Asianux Server 3 (x86-64)
ヤマハ
- RT107e Rev.8.03.42以降
- RT58i
- RTX1100 Rev.8.03.37以降
- RTX1200
- RTX1500 Rev.8.03.37以降
- RTX3000
- SRT100
レッドハット
- Red Hat Enterprise Linux 5 (server)
- Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client)
日本電気
- IP38X シリーズ 3000
- IP38X シリーズ 1200
- IP38X シリーズ SR100
- IP38X シリーズ 58i
- IP38X シリーズ 1500
- IP38X シリーズ 1100
- IP38X シリーズ 107e
- WanBooster
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攻撃が成立する可能性は低いとされていますが、攻撃が成立した場合、ひとつの暗号化ブロックから 32ビットの平文を取り出すことが可能です。
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[CTR モードを使用する]
CBC(Cipher Block Chaining)モードではなく CTR(CounTR)モードを使用する。
RFC 4344 において、SSH で使用する CTR モードに関する記述がされています。また、OpenSSH 3.7 以降では CTR モードの使用がサポートされています。
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IBM
- IBM Support Document : 5116
OpenBSD
SSH コミュニケーションズ・セキュリティ
- SSH Communications Security : 953
アップル
オラクル
サン・マイクロシステムズ
- Sun Alert Notification : 247186
ディアイティ
ミラクル・リナックス
ヤマハ
レッドハット
日本電気
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- 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
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- CVE-2008-5161
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- JVN : CPNI-957037
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-5161
- US-CERT Vulnerability Note : VU#958563
- CPNI Vulnerability Advisory : CPNI-957037
- Secunia Advisory : SA32760
- Secunia Advisory : SA32740
- ISS X-Force Database : 46620
- SecurityTracker : 1021236
- SecurityTracker : 1021235
- VUPEN Security : VUPEN/ADV-2008-3173
- VUPEN Security : VUPEN/ADV-2008-3172
- OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 49872
- IETF : RFC 4251
- IETF : RFC 4253
- IETF : RFC 4344
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- [2008年12月16日]
掲載
[2009年05月27日]
影響を受けるシステム: ヤマハ (SSH通信において一部データが漏えいする可能性について) の情報を追加
ベンダ情報:ヤマハ (SSH通信において一部データが漏えいする可能性について) を追加
[2009年08月06日]
影響を受けるシステム:日本電気 (NV09-007) の情報を追加
ベンダ情報:日本電気 (NV09-007) を追加
[2009年09月29日]
影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (openssh-4.3p2-29.2AXS3) の情報を追加
影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2009:1287) の情報を追加
ベンダ情報:ミラクル・リナックス (openssh-4.3p2-29.2AXS3) を追加
ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2009:1287) を追加
[2009年12月17日]
影響を受けるシステム:アップル (HT3937) の情報を追加
ベンダ情報:アップル (HT3937) を追加
[2010年07月07日]
影響を受けるシステム:IBM (5116) の情報を追加
ベンダ情報:IBM (5116) を追加
[2012年05月14日]
ベンダ情報:オラクル (CVE-2008-5161 Information Exposure vulnerability in OpenSSH) を追加
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