【活用ガイド】

JVNDB-2008-001884

Deterministic Network Enhancer に権限昇格の脆弱性

概要

Deterministic Network Enhancer (DNE) には権限昇格の脆弱性が存在します。結果として、ローカルユーザが Windows カーネルの権限で任意のコードを実行する可能性があります。

Deterministic Networks が提供する Deterministic Network Enhancer (DNE)は Microsoft Windows のネットワークスタックを拡張した製品です。DNE は Cisco VPN Client など複数の製品が使用しています。DNE のドライバー dne2000.sys には権限昇格の脆弱性が存在します。

なお、DNE を使用している Cisco VPN Client、Blue Coat inProxy、SafeNet HighAssurance Remote、SafeNet SoftRemote など複数の製品もこの問題の影響を受ける可能性があります。詳細は、各ベンダが提供する情報をご参照ください。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

影響を受けるシステム


シトリックス・システムズ
  • Deterministic Network Enhancer dne2000.sys 3.21.12.17902 より前のバージョン

想定される影響

ローカルユーザが Windows カーネルの権限で任意のコードを実行する可能性があります。
対策

[アップデートする]
この問題は、Deterministic Networks が提供する修正済みのバージョンに DNE を更新することで解決します。
ベンダ情報

シトリックス・システムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVNVU#858993
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#858993
更新履歴

  • [2008年11月21日]
      掲載