【活用ガイド】

JVNDB-2008-001591

Oracle Weblogic Apache connector プラグインにバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Oracle Weblogic (旧 BEA Weblogic) Server および Weblogic Express Applicaiton Server の Weblogic Apache connector プラグインにはバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

Oracle Weblogic Server および Weblogic Express Applicaiton Server は、Weblogic Apache connector プラグインである mod_wl を使用することで Apache ウェブサーバ と連動させることができます。

Weblogic Server および Weblogic Express で使用される Apache Connector プラグインには、細工された POST リクエストを処理する際にバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

また、本脆弱性に関する検証コードが公開されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


オラクル
  • Oracle WebLogic Server 10.0 Maintenance Pack 1 およびそれ以前
  • Oracle WebLogic Server 9.2 Maintenance Pack 3 およびそれ以前
  • Oracle WebLogic Server 9.1
  • Oracle WebLogic Server 9.0
  • Oracle WebLogic Server 8.1 Service Pack 6 およびそれ以前
  • Oracle WebLogic Server 7.0 Service Pack 7 およびそれ以前
  • Oracle WebLogic Server 6.1 Service Pack 7 およびそれ以前

想定される影響

遠隔の第三者によって任意のコードが実行される可能性があります。
対策

[パッチを適用する]
2008年8月5日現在、Oracle よりパッチが公開されていることを確認しました。

なお、パッチを適用できない場合、以下の回避策が Ocacle より公開されています。

[Apache の設定を変更する]
httpd.conf に LimitRequestLine 4000 のパラメータを追加して Apache を再起動する。

[mod_security を導入する]
mod_security モジュールを導入する。

詳しくは、Oracle が提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-3257
参考情報

  1. JVN : JVNVU#716387
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-3257
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#716387
  4. Secunia Advisory : SA31146
  5. SecurityFocus : 30273
  6. ISS X-Force Database : 43885
  7. SecurityTracker : 1020520
  8. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-2145
更新履歴

  • [2008年09月02日]
      掲載