【活用ガイド】

JVNDB-2008-001590

NetApp Data ONTAP における複数の脆弱性

概要

NetApp Data ONTAP には複数の非公開の脆弱性が存在します。その結果、遠隔の第三者によるコマンド実行、機密情報の漏えい、システムのクラッシュが発生する可能性があります。

なお、本問題は CVE-2008-3160 と重複する可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


NetApp
  • Data ONTAP
富士通
  • ETERNUS NR1000 R200 ニアストア
  • ETERNUS NR1000 R150 ニアストア
  • ETERNUS NR1000 R100 ニアストア
  • ETERNUS NR1000F series ネットワークディスクアレイ
  • ETERNUS NR1000V series NASゲートウェイ

想定される影響

遠隔の第三者によって任意のコマンドを実行されたり、ログファイルや機密情報を閲覧されたり、システムをクラッシュさせられる可能性があります。
対策

[アップグレードする]
これらの脆弱性は Data ONTAP 7.0.7, 7.1.3, および 7.2.5.1 で修正されています。ユーザは下記のポータルサイトにて詳細を確認することを推奨します。
http://now.netapp.com/NOW/products/cpc/cpc0807-01.shtml
http://now.netapp.com/NOW/products/cpc/cpc0807-02.shtml
http://now.netapp.com/NOW/products/cpc/cpc0807-03.shtml

OEM 製品を利用しているユーザは、OEM 先が提供するアップデートをご確認ください。

[アクセス制限する]
一部の脆弱性はアクセス制限により脅威を緩和することが可能です。システム管理者は httpd.admin.access などアクセスコントロールの利用を検討することを推奨します。
ベンダ情報

NetApp 富士通
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
  2. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-3349
参考情報

  1. JVN : JVNVU#329772
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-3349
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#329772
  4. ISS X-Force Database : 44265
更新履歴

  • [2008年09月02日]
      掲載