【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-003025

エレコム製無線ルーターにおける複数の脆弱性

概要

エレコム株式会社が提供する複数の無線ルーターには、次の複数の脆弱性が存在します。

 * OSコマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2024-25568
 * OSコマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2024-26258
 * 情報漏えい (CWE-200) - CVE-2024-29225

これらの脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
※上記は、CVE-2024-25568 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:6.8 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2024-26258 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:6.5 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-29225 の評価になります。
影響を受けるシステム


エレコム株式会社
  • WRC-G01-W v1.24 およびそれ以前のバージョン
  • WRC-X3200GST3-B v1.25 およびそれ以前のバージョン

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

 * 第三者から細工されたリクエストを送信され、任意の OS コマンドを実行される - CVE-2024-25568
 * 当該製品の認証情報を持つユーザから細工されたリクエストを送信され、任意の OS コマンドを実行される - CVE-2024-26258
 * 第三者から細工されたリクエストを送信され、機微な情報を含んだ設定ファイルを窃取される - CVE-2024-29225
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

エレコム株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [その他]
  2. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-25568
  2. CVE-2024-26258
  3. CVE-2024-29225
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95381465
更新履歴

  • [2024年03月27日]
      掲載