【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-001494

Trend Micro Apex Central および Trend Micro Apex Central as a Service におけるファイルコンテンツの検証不備の脆弱性

概要

トレンドマイクロ株式会社が提供する Trend Micro Apex Central および Trend Micro Apex Central as a Service には、ファイルコンテンツの検証不備(CWE-345, CVE-2022-26871)の脆弱性が存在します。

なお開発者によると、本脆弱性を悪用した攻撃が確認されているとのことです。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.6 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


トレンドマイクロ
  • Apex Central 2019 Build 6016 より前
  • Apex Central as a Service (Apex One SaaS の Apex Central 機能部分)Build 202203 より前

想定される影響

遠隔の第三者によって、任意のファイルがアップロードされる可能性があります。結果として、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[パッチを適用する]
開発者が提供する情報をもとにパッチを適用してください。
開発者は本脆弱性の対策として次のパッチをリリースしています。

 * Trend Micro Apex Central 2019 Patch3(Build 6016)

開発者によると、Trend Micro Apex Central as a Service は2022年3月のメンテナンスで修正済みとのことです。
ベンダ情報

トレンドマイクロ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. データの信頼性についての不十分な検証(CWE-345) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-26871
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99107357
  2. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2022-0008
更新履歴

  • [2022年03月30日]
      掲載