【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2018-000014

「フレッツ v4/v6アドレス選択ツール」のアプリケーションおよびアプリケーションを含む自己解凍書庫における DLL 読み込みに関する脆弱性

概要

西日本電信電話株式会社(NTT西日本)が提供する「フレッツ v4/v6アドレス選択ツール」のアプリケーションおよびアプリケーションを含む自己解凍書庫には、DLL を読み込む際の検索パスに関する処理に不備があり、同一ディレクトリに存在する特定の DLL を読み込んでしまう脆弱性 (CWE-427) が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 橘総合研究所 英利 雅美 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


西日本電信電話株式会社
  • フレッツv4/v6アドレス選択ツール すべてのバージョン

想定される影響

アプリケーションや自己解凍書庫を実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[「フレッツ v4/v6アドレス選択ツール」を利用しない]
2018年2月7日をもって、「フレッツ v4/v6アドレス選択ツール」の配布およびサポートは終了しました。「フレッツv4/v6アドレス選択ツール」を利用しないでください。

また、2018年2月7日以前にウェブから入手した「フレッツ v4/v6アドレス選択ツール」を保存している場合は、アプリケーションや自己解凍書庫を起動せず速やかに削除してください。
ベンダ情報

西日本電信電話株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-0516
参考情報

  1. JVN : JVN#87403477
  2. JVN : JVNTA#91240916
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-0516
更新履歴

  • [2018年02月13日]
      掲載
  • [2018年04月11日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2018-0516) を追加